コックピットクロックの外観をトレースしたフォルティスの「コックピット・シリーズ」が発表されたのは2016年のこと。若い世代へ向けたフリーガーウォッチという位置づけで好評を博したことは記憶に新しい。今年、このシリーズのラインナップに加わったのは、自動巻きクロノグラフ「コックピット クロノグラフ」だ。
レイアウトはかなり特殊だ。スモールセコンドを置かず、30分積算計を12時位置に、12時間積算計を6時位置にそれぞれ配置。3時位置には曜日表示と3日分の日付表示の窓が置かれている。クロノグラフでありながら、視認性は極めて優秀。時分針にはスーパールミノバを塗布しているため、暗所での時刻確認も安心だ。
ダイアルは2種類。「コックピット 1 クロノグラフ」は分表示のインデックスに淡いベージュを採用。「コックピット 2 クロノグラフ」はオレンジの挿色を効果的に使っている。リュウズはグローブを着けた状態でも装着しやすいよう刻みのついた大型仕様。実用性をとことんまで追求した、まさにフォルティスらしいクロノグラフといえよう。