昨年のS.I.H.H.で、ラ・ショー・ド・フォンに開設した機械式ムーブメントの開発・製造拠点の存在と、そこから誕生したメゾンの歴史上初となる2つの完全自社製機械式複雑ムーブメント、そして5つの複雑モデルを発表したカルティエ。従来のジュエリー・ウォッチメイカーという印象から大きく踏み出し、時計専業メー[……]
Daily Archives: 06/28/2016
酸いも辛いも噛み分けた大人が乗るショート・プレミアム
クルマを着る、という言い方があるが、これは通常、スポーツカーのように自分の身体感覚と近い操縦性を持ったクルマのこと。でも、もうひとつ、自分を主張する道具として「クルマを着る」という表現を使ってもいいかもしれない。ファッションや腕時計が、時と場所と状況に合わせて自分を表現する最適の道具だとしたら、クル[……]
古典と現代性との合わせ加減が好ましい――ゼニス「ニュー・ヴィンテージ1969」
そして3本目に森岡弘さんが選んだのは、ゼニス「ニュー・ヴィンテージ1969」。モデル名の由来はゼニスの傑作ムーブメント、エル・プリメロ発表40周年を記念したもので、ムーブメントの優秀性もさることながら、微妙なカーブをもつ風防と、直線基調を上手に使った小ぶりのSSケースが魅力的に見える。
「ニュ[……]