1955年に誕生したロンジンの「コンクェスト」。数々の著名な冒険家たちに愛されたロンジンが贈る、チャレンジ精神をたたえる同シリーズに、はじめてセラミック素材を採用した「コンクェスト セラミック」が登場した。
セラミックは傷がつきにくく、なおかつ変色や変質に強い。つまり、その独特なツヤ感を半永久的に存続させることが可能であり、美しさと高機能性を併せ持つ、腕時計にとってはまさに理想の素材といえる。しかも、アレルギーフリーという特性を持つため、人体に対しても非常に優しい。1955年の誕生以来、“スポーティエレガンス”を標榜してきた「コンクェスト」にとって、セラミックは最適な素材のひとつなのだ。
このセラミックを、もっとも傷のつきやすい部位であるべゼルに使用するだけでなく、リューズ先端のカボションや、ブレスレットのセンターパーツにも使用している。色は、ブラックとグレーの2色展開で、文字盤も同色を採用。マットなステンレスケースとのコンビネーションで、洗練されたイメージを強調する。
しかし、エレガントな外見に対して、内部には信頼性の高いETA7750をべースにした自動巻きクロノグラフが搭載されており、時・分・秒のタイム計測が可能。さらに、300m防水のダイバーズスペックも持ち合わせており、これほどの力量でありながら、30万台前半で買えるというコスパの高さにも驚かされる。
自動巻き。毎時2万8800振動。42時間パワーリザーブ。ケース径41mm。SS×セラミックケース&ブレス。300m防水。30万4500円。