1955年に誕生したロンジンの名作時計「コンクェスト」。それを現代に蘇らせたのが「コンクェスト レプリカ」だ。直径35mmの小振りなSSケースに、楔形のインデックスや、ドルフィン形状の針を備えたクラシカルなデザインが魅力。ロンジンの伝統である“有翼の砂時計”のエンブレムも、ひときわ格調高く輝いて見える。
ちなみに「コンクェスト」とは、英語で“勝利者たち”の意味である。ロンジンは1879年に世界で初めて懐中型のクロノグラフを開発するなどスポーツ計時の分野でも実績があり、実際にリンドバーグやウィームス大佐など数多くの冒険家たちも愛用。そして、このようなかつての偉大な冒険家たちを祝福するかのように、復刻モデルの裏蓋には“星と波”を象った七宝エンブレムがあしらわれている。
さらに、2007年のロンジン創業175周年のアニバーサリイヤーには、往時の「コンクェスト」のデザインを、より忠実に再現した日本限定モデルも登場した。ボックス型のクリスタル風防の下に、湾曲を帯びたアンティーク調のダイヤルを採用することで、極上のヴィンテージ感を演出。同じくブラックとシルバーの2色展開で、かつてのロンジンを彷彿させるノスタルジックな風情をたたえている。
(上)自動巻き。毎時2万8800振動。42時間パワーリザーブ。ケース径35mm。SSケース。ワニ革ストラップ。3気圧防水。18万9000円。
(右下)日本限定モデル
自動巻き。毎時2万8800振動。42時間パワーリザーブ。ケース径35mm。SSケース&ブレス。3気圧防水。19万9500円。