スイスの時計作りの伝統が生きる町ソロトゥルンに本拠を置くコヴァー。そのブランドとしての誕生は、21世紀を目前に控えた1999年のことだった。ソロトゥルンに時計学校ができてから100 年以上も時が経っていた。その100 年を超える年月をどうとらえるか。それは、コヴァーという時計ブランドのコンセプトを考える上でも、非常に重要なポイントだった。彼らが選択したのは、伝統とモダンの融合という方向性。現代に生きる人のために、100 年を超える伝統を生かすこと。それがコヴァーが目指す時計作りのコンセプトになった。
コストパフォーマンスに優れている点も、コヴァーのこだわりのひとつだ。伝統に裏打ちされたクオリティを守りながら現代的なデザインで時計をまとめあげ、さらにそれを求めやすい価格で提供する。機能性とデザイン性の融合が要求されるダイバーズウオッチやクロノグラフにも、そのこだわりは貫かれている。それもまた、コヴァーの技術力の成せる技である。